「〜すべき」「〜しないといけない」という表現をするときにどんな英語を使っていますか?
日本語では同じ言葉でも、英語にするとシチュエーションによって愉快訳がある言葉は少なく無いです。
今回もそういったものです。
それでは早速ひとつずつ見ていきましょう。
目次
should
意味
〜すべき【義務・アドバイス】
〜はず【確信】
細かいニュアンス
善悪を判断する場合など、こうしたほうが良い!という意見があるときに使われます。
また、「〜なはず」という確信を示す助動詞としてもよく使われます。
例
He should be angry.
–彼は怒るべきだ。
You should have a look.
–ぜひ見て欲しい/見ておくべきだ。
It should be okay.
–大丈夫なはずだよ。
ought to
意味
shouldとほぼ同じ意味ですが、少し堅いです。
細かいニュアンス
社会的習慣や規則などの外的要因などを理由に判断する際に使われます。
例
You ought to keep your promise.
–約束は守るべきだ。
You ought not to act selfishly.
–自己中心的に振る舞ってはいけない。
must
意味
〜しなければならない【義務】
〜にちがいない【確信】
細かいニュアンス
話し手の主観的判断で「~しなければならない」と言うときに使います。
mustをマイルドにしたものがshould。
また、主語が自分を含む”I”や”We”のときにには、自分に言い聞かせているニュアンスが含まれます。
例
It must be expensive.
–高いに違いない。
You must be kidding!
–冗談でしょ!?
You must study hard.
–たくさん勉強しなさい。
I must quit smoking
–タバコやめなきゃなぁ。
(強制的な感じではなく、納得している様子)
have to
意味
〜しなければならない【必要】
〜ちがいない【根拠のある確信】
細かいニュアンス
話し手の意見ではなく、客観的な状況や証拠、根拠に基いている。
例
You have to have an operation.
–あなたは手術を受けないといけません。
We have to put on helmets.
–ヘルメットをかぶらなければダメです。
need to
意味
have toと近い。
細かいニュアンス
have toよりも強制力が弱い。
例
You need to pay in advance.
–前もって払って頂きたいです。
have got to/gotta
意味
have toに近い。
細かいニュアンス
日常会話ではよく登場します。
shouldのように誰かに何かをおすすめする場合にも使えます。
強制力はhave toより強いという意見と弱いという意見どちらもあるようです。
got to、gattaなどと省略されて使われることが多いです。
例
I gotta go to bed.
–もう寝なきゃ
You gotta try to do your best.
–ベストを尽くさなきゃだめだよ。
had better
意味
〜しなければいけない【強い緊迫感】
〜したほうが良い
細かいニュアンス
had betterは〜すべきだ/したほうが良いと訳されるので、shouldとhad betterを逆に捉えてしまう人が多いようですが、had betterはかなり強い必要性や緊迫感、忠告などを表す助動詞です。
しないとまずいことになる、といった感じですね。
目上の人にはあまり使いません。
例
You had better go home now.
–もう家に帰りなさい。
You had better do what they say.
–彼らの言うとおりにしたほうがいいよ。
be supposed to
意味
本来〜である
〜であるべきである
〜することになっている
細かいニュアンス
少し他のものとは色が異なりますね。
「(本来)〜なはずなのに、(現状)〜でない」という状況で使われることが多いように感じます。
例
He’s supposed to be there
–彼はそこにいることになっているはずだよ。
You are supposed to be able to do that.
–あなたならできるはずなのに。
I wasn’t supposed to become a teacher.
–僕は教師になるべきじゃなかったんだ。
まとめ
いかがでしたか。
中にはこれでもまだニュアンスがつかみにくいものがあったりするかもしれませんね。
また、助動詞はなかなか使い慣れるまでに時間がかかる部類だと思います。
ネイティブが話しているのをじっと聞いてみたり、こんなときに言っていたな、とおぼえておいたりすると、自分で使うときに使いやすいですよ。
ひとつずつでもいいので、使って見るようにして、覚えていきましょう。