海外に引っ越すと違いが気になるものの一つが「水道水」だと思います。
日本と比較しながら、水道水事情について見ていきましょう。
トロントの水は軟水?硬水?
これはまず気になる人が多い所だと思います。
Canadian Water Quality Associationによると、トロントの水道水は 7.5grain/US gallon。
単位を日本で使用されているものに換算すると、トロントの水道水の硬度は128mg/lということになります。
一般的に、硬度0~100mg/lを軟水、101~300mg/lを中硬水、301mg/l以上を硬水とするので、トロントの128は中硬水に分類されます。
日本の水道水は大体30〜80mg/lくらいなので、日本は軟水ですね。
ちなみにヨーロッパでは200~300mg/lくらいなので、かなり硬水ということになります。
カナダ国内でも硬いところでは400mg/l近い数字が出るそうなので、かなり地域によるみたいです。
トロントの水は身体に良い?
トロントの水道水は中硬水です!と言われても、「へー。…だとどうなの…?」と思う方も少ないかと思います。
中硬水なので硬水とは異なりますが、硬水の特徴を紹介します。
メリット
・代謝が促進される
・脂肪の吸収を抑制する
・便秘が改善される
硬水に多く含まれる、ミネラルやカルシウムがこれらの効果を生むそうです。
デメリット
・胃腸に負担がかかる
・下痢などの体調不良になる恐れ
・口当たりが硬くて飲みにくい
・独特の風味があるので料理などに適していない
トロントではそれほど硬いわけではないので、飲み過ぎなければ特に問題ないのかと思います。
が、気になる方はブリタという浄水器を使っていることが多いです。
では、ブリタってどんなものなのでしょう。
カナダで人気 浄水器を買うならブリタが人気
ドイツの浄水器ブランド、ブリタのいわゆるポット型浄水器。
水道水をこれにいれると、フィルタを通して綺麗な水になる、というものです。
個人的には使っていないのですが、味はかなり変わります。
マイルドな感じで、とても飲みやすくなるので、水道水の味がどうしても無理、という方はぜひ。
あとは小さいお子さんがいる方や、たくさんお水を飲む方は結構使っている人が多い気がします。
まとめ
実は世界で水道水が飲める国は15カ国だけだそうです。
先日も、アメリカの某有名ブランドの飲料水が実は水道水だった、というニュースがありましたが、先進国では水道水のほうが法律が厳しく、ペットボトルの飲料水よりも衛生・健康面で良いということも少ないくないそうで、カナダもそういうふうに言われている国の一つです。
世界でも、日本についで3番目に水道水が綺麗だと言われているカナダですので、特別心配する必要はないのかなと思います。
特別美味しいとは思わないですが、僕は特に体調を崩したりすることなく水道水を飲めているので、気になる方だけブリタなどの浄水器を使えばよいのかな、と思います。