みなさんサマータイムって聞いたことありますか?
日本では導入されてないので、聞いたことがない人もいるかもしれませんね。
サマータイムとは
サマータイムとは、1年のうち夏を中心とした期間に、太陽の出ている時間を有効に活用しようという制度です。
具体的に何が起きるのかというと、時間を1時間早くします。
緯度が高く夏の日照時間が長い欧米諸国などで多く導入されていて、トロントでも導入されている制度です。
目的
では、サマータイムによって何が変わるのでしょうか。
・明るい時間を有効に使えるので、照明などを節約できる。
・明るい時間に仕事が終わるので、交通事故や犯罪発生率を低下させることができる。
・明るい時間の活動時間が増えるので、経済の活性化につながる。
・午後の日照時間が増えるので、余暇を充実させることができる。
などのメリットがあげられます。
いつはじまって、いつおわるの?
カナダでは3月の第2日曜日の午前2時から始まります。
終わるのが11月1日(日曜日)の午前2時です。
その節目で時間がどう変わるのかといいますと、
サマータイムが始まるときには、午前1時59分59秒の次が3時00分00となり、1時間時計が早く進みます。
サマータイムが終わり、通常の時間に戻る時は、午前1時59分59秒の次が1時00分00秒になります。
日本でも昔は導入されていた
日本でも昔導入され、廃止になったという過去があります。
廃止の主な理由は
・日本列島は東西に細長いため、東日本と西日本で日の出・日の入りの時刻に大きな差があり、全国一律にサマータイムを導入するには不適。
・日本は湿度が高く、日没後も蒸し暑いため、帰宅後の冷房需要が他国と比べて大きい。
・日本の周辺国の多くはサマータイム制を導入していないので、欧米のサマータイムに合わせる必要性が薄い。
ということなのだそう。
豆知識
Summer Timeという単語、実はブリティッシュイングリッシュで、カナダでは通じないこともあるそう。
カナダではDaylight Saving Timeと呼ばれるらしいです。