カナダのチップの金額、きちんと理解できていますか?

カナダのホテルやタクシー、レストラン、カフェなどの、
サービス業全般では、チップを払うのがマナーです。

日本とは全く違う文化ですが、いくら払えばいいか、
いつも悩みませんか?

チップの基準

ホテル(ルームメイド)  1人1ドル
ホテル(ポーター) 荷物1つあたり1−2ドル
タクシー 代金の15%
レストラン・カフェ 食事代金の15−20%
 バー  ワンドリンク・ワンオーダーあたり1ドル
ネイルやヘアサロンの美容系 代金の15−20%

生活の中で、1番利用する機会の多いレストラン。
この15−20%のチップの基準、実は州の最低賃金と州の消費税が
大きく関係しています。

最低賃金との関係とは?

現在のオンタリオ州の最低賃金は$11.00/時間
(2015年10月1日より$11.25/時間)
(http://www.labour.gov.on.ca/english/es/pubs/guide/minwage.php)

一方で、オンタリオ州では、日本の消費税に相当する税金が2種類あります。
・連邦税(GST 5%)
・州税(PST 8%)

この2つを合算した、ハーモナイズド・セールス税(HST)、つまり、
13%の税金が、課税されます。

レストランで働いているウェイターさんには、13%の税金が引かれた
お給料が支払われることになります。
つまり、時給約$9.57!

このチップの金額は、税金の13%が基準になっています。

日本にはチップの文化がないので、感覚的に

13%以下のチップ=サービスに満足できなかった。

ということ。
チップの金額に迷ったら、HSTの金額を基準にしてみてください。

とはいっても、チップはサービスの満足度です。
いろいろなレストランに行って、カナダのチップ文化に触れてみてください。

Kikuchi Yuriko

Kikuchi Yuriko

1年間のカナダ語学留学を経て、日本の大学を卒業後留学エージェントでカウンセラーとして勤務。現在ワーキングホリデーでトロントに滞在中。